※2014年春、ShockBugはg-Viewへと名称を変更しました。寸法・機能はこれまでと同じです。
g-View (旧名称:ShockBug)は製品や機器の移送中、使用中、保管中に起きた衝撃計測し記憶する装置です。g-Viewはイベント発生時、つまりユーザーが決めたG力(加速度)を超える衝撃を検知したときの、日時を正確に記録します。g-Viewに記録された情報はWindowsベースパソコンに保存でき、製造から輸送・保管に到る全ての工程においてトラブル発生箇所を特定することができます。
g-View (ShockBug)は直接製品または梱包に取り付け、ユーザーが設定した衝撃の値(G値)を超えたときに日付・時刻とともにその値を記録します。g-Viewが提供する情報によって、製品の所有者は破損・乱暴な荷扱いが起こった正確な日時を特定する事ができます。設定した閾値を超えるとLEDライトが点灯します。
多くの電池を使用して2〜3ヶ月使用できる衝撃計測センサはたくさんありますが、g-View (ShockBug)は単3電池1本で約6ヶ月間使用する事ができます。
g-View (ShockBug)との通信はiButtonによって行います。データを取り出したりセットアップする際、わざわざパソコンを持ち歩く必要がありません。衝撃計測の記録を開始するには、iButtonで設定プラグラムを送信します。その後、g-Viewに記録された情報は、別のiButtonを使ってダウンロードし、Windowsベースのパソコンに衝撃を記録したデータを保存します。
g-View (ShockBug)には計測した衝撃を見る為の専属のソフトウェアが用意されています。g-View (ShockBug)ソフトフェアにより、ファイル作成、プログラミング、データ検索が可能です。3軸方向の閾値が越えた時のG値とその日時が表示されます。各軸毎の衝撃記録回数は100回まで可能です。
寸法 | 70 × 50 × 30 mm |
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重量 | 81g(電池重量を含む) |
電源 | 単3電池1個 |
外装素材 | ポリカーボネート/ABS樹脂 |
防水・防塵規格 | IP65 |
電池寿命 | 約6ヶ月(周囲の温度が0〜35℃で、衝撃が起こる頻度が 平均で20分に1回程度の場合。温度が0℃以下または35度 以上、及び衝撃頻度が頻繁な時はこれより短くなります) |
作動温度範囲 | −10℃~+50℃(−10℃〜0℃、35℃〜50℃の場合はリチウムイオン電池をお使い下さい) |
衝撃測定可能範囲 | 10Gタイプ…2G〜10G、25Gタイプ…5G〜25G |
アラーム作動閾値 | 各軸毎に20〜90%の範囲で選択可能 *1 |
加速度計 | 圧電式 |
衝撃精度 | 最大測定限度の +/- 6% |
分解能 | 0.1g |
通信 | iButtonR |
メモリー | 測定開始から前後・左右・上下各方向につき100件、最大300件*2 |
閾値を超えた衝撃を知らせるアラーム表示機 | LED |
*1…作動閾値を20%に設定すると、10Gタイプで2G(=10Gx20%)、25Gタイプで5G(=25Gx20%)がアラ ーム作動閾値となります。つまり、 10Gタイプで2G〜10G、25Gタイプで5G〜25Gの衝撃を検知します。 90%に設定すると、10Gタイプで9G(=10Gx90%)、25Gタイプで22.5G(=25Gx90%)がアラーム作 動閾値となるので、10Gタイプで9G〜10G、25Gタイプで22.5G〜25Gの衝撃を検知します。
*2…衝撃記録件数が合計300件に達すると測定はストップし、それ以降の衝撃は記録されません。