水分除去装置「TMR-Air」
TMR水分除去システムは、潤滑油や油圧作動油から水分を除去しタンクへの汚染物質侵入を防止するための製品です。
水分、汚染粒子、金属イオン汚染物質は様々な方法で油タンクに侵入します。
TMR水分除去システムは、タンクのヘッドスペース(空間部)に乾燥エアー( 露点温度<-60℃, 相対湿度 <2% )を継続的に送り込むことで、水分や汚染物質の進入を防ぎます。タンクに入った乾燥エアーは水分を吸収しながらエアブリーザーから出ていきます。常に乾燥エアーを入れることにより、海水、工業、農業地帯から大気中に放出された金属成分が油タンク内へ侵入することを防ぎます。
必要エアー量は非常に少ないので、タンクが加圧されることはありません。タンクが負圧になっている場合や換気ファンが設置されている場合は使えませんので、それらの装置の運転を中止してください。
TMR水分除去システムは、高性能中空糸膜とアルミのケーシングでできた、非常に使いやすい製品です。
エアーはTMR膜モジュールを通過しながらドライエアーになり、油タンクに入っていきます。
EHC油は吸水性があるため、大気中からだけでも多量の水分を吸収することがあります。水分除去フィルターは遊離水しか除去できませんが、TMR水分除去システムは一般的なEHC油の水分である溶存水も除去します。
TMR水分除去システムは、フィルター交換や高額な真空脱水装置を必要とないシステムです。
